ベースは右足で踏む。 踏んだ足のつま先でベースをセカンド方向へ蹴る 踏んでから加速するイメージ 頭(首)だけ傾くのは×、骨盤を意識して身体が一直線になるように。

7、4、5。

『機動破壊』をテーマに臨んだセンバツで、健大高崎が初戦から記録した盗塁の数だ。3試合で16盗塁。まさに足でベスト4入りを果たした。

この他、初戦の天理戦の7回無死一塁の場面で秋山浩佑の左中間安打で一塁走者の小林良太郎が一気に生還するなど、随所に好走塁を見せた。

センバツ後に行われた関東大会でも、東海大甲府戦で9回2死満塁から二塁走者の中山奎太が大きくリードを取ってけん制を誘い、挟まれる間に三塁走者の竹内司がホームイン。さらにショートの悪送球まで誘って逆転に成功した。

埼玉栄戦では、アウトにはなったものの、3回2死三塁の場面で四球を選んだ打者走者がノンストップで一塁を回って二塁を狙う間に三塁走者が突っ込むという走塁も見せた。

今や、走塁といえば健大高崎。全国どこへ行っても「健大高崎ってどうですか?」と聞かれる。その機動力の秘密を走塁を指導する葛原毅コーチに語ってもらった。

昨夏は群馬大会記録となる28盗塁を記録して甲子園初出場。初戦の今治西戦で2ランスクイズを決めて話題となったが、実は、それ以前の健大高崎に足を使うイメージはなかった。転機は2010年夏の準決勝・前橋工戦。準々決勝までの4試合で32得点の打線が延長11回で1点も取れず、0対1で敗れたのだ。

「あの大会は(高校通算56本塁打の四番)森山が20打数1安打と完璧に抑えられたんです。さらに完封負けして思うところがありました。私自身、もともと走塁に興味があり、Bチームで試していたんですが、(Aチームの試合では)打てる子の前はバント中心にして任せるという感じがありました。あの完封負けをきっかけに、新チーム(11年のチーム)は足の速い子がたくさんいるし、もってこいの代だということでやり始めました」

群馬県は5月に若駒杯と呼ばれる1年生大会がある。その監督を務めるのが葛原コーチだ。毎年、1年生が入学すると、若駒杯に入るまでに徹底して走塁の基本を教え込む。

「まずは二盗、三盗ですね。中学生はどこでアウトになるのかがわかっていない。(リードをしても)楽勝で帰塁するんですよね。けん制死をしてよっぽど指導されたんじゃないかと思うぐらい。まずはどこまで行けるのか。出ようよというところから始めます」

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