高校通算31本塁打、184センチ90キロの大型遊撃手・森本龍弥。

デカい。

スカウトも、ファンも、初めて見る人は誰もがそう言う。

184センチ、90キロ。グラウンドでひときわ目立つのが、高岡第一・森本龍弥だ。

このサイズにして、50メートル6秒2の俊足。ショートを守り、三遊間の深い位置から一塁へ矢のような送球を見せる。そして、高校通算31本塁打の強打。練習試合に足を運んだ広島の苑田聡彦スカウト部長が満足そうな顔をしてこう言っていた。

「楽しみだね。将来、堂林(翔太)と三遊間を組ませたら面白いだろうな」

近年、希少価値があるとされる右投げ右打ちのスラッガー。北信越には珍しい三拍子揃った大型内野手だ。

もともと素材を評価されていた森本株が急上昇したのは5月中旬。星稜(石川)との練習試合だった。こちらもプロ注目といわれる187センチの大型左腕・森山恵佑から本塁打。内角高めのカット気味の球をレフトへ運んだものだった。

「自分の感覚ではめっちゃ詰まってたんです。片手で打った感じでした。レフトフライだと思ったんですけど、たぶん体重が乗って入ったんだと思います」

この一打で自信をつけた森本は、5月下旬の宇治山田商(三重)との練習試合でさらなる成長を見せる。下級生時から課題だった外角球をライトへ本塁打したのだ。

「1、2年の頃は外の球がまったく見えてなかったんですけど、3年になって右方向へも大きいのが打てるようになった。2年の途中までは足を上げてグリップを動かして打ってたんですけど、最初からしっかりトップを決めて、右足にしっかり乗せてステップするようにしたら外の球が見えるようになりました。右へのホームランは自信になりました」

パワーだけでなく、技術も身についてきたことで打席での恐さは倍増した。あとは安定感がつけば鬼に金棒だ。

「気持ちの弱さで中途半端になったり、1回失敗したのを次の打席で引きずってしまうことがありました。調子がよければ4の4だけど、悪かったら4の0とか差が激しいんで、そこがもったいなかったって後悔してます」

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