ドミニカ共和国の優勝で幕を閉じた第3回ワールドベースボールクラシック(以下WBC)の結果を受け、国際野球連盟(以下IBAF)は男子の世界ランキングの更新を発表した。
WBCの優勝で世界一となったドミニカ共和国は世界ランキングでも13位から7位と躍進を見せた。同国が2009年のWBCで獲得したポイントは55.02点だったが、今大会トニー・ペーニャ監督が率いる同国代表の優勝によって300点を獲得した。
準優勝国のプエルトリコは12位から8位に順位を上げた。2009年WBCでの獲得ポイントは82.98点だったが、2013年WBCでは準優勝により240点を獲得、トップ10入りの原動力となった。
世界ランキング上位3か国の順位の変動はなく、1位キューバ、2位アメリカ、3位日本となっている。しかしながら、2009年に開催されたIBAFベースボールワールドカップ、IBAF 16歳以下野球世界選手権のポイントが開催から4年間の経過と共にランキングには反映されなくなるため、キューバとアメリカは合計ポイントから250点近くを今秋に失うことになり、順位に大きく影響を与えそうだ。
2012年の年間獲得ポイントで1位だった台湾は、2013年WBCで2次ラウンドまで進出したことにより、世界ランキングでは5位から4位に順位を上げた。
今大会準決勝まで進出し、台風の目となったオランダも7位から5位に順位を上げている。これで2011年終了時点で世界ランキング5位となった同国の過去最高位に並んだ。
6位はカナダで変わらず、ドミニカ共和国、プエルトリコ、韓国、ベネズエラが続く。今回のランキング更新結果を受け、アメリカ大陸野球連盟所属国がトップ10のうち、5か国を占めている。
WBCを受けて最も順位を落としたのは前回大会準優勝国の韓国。1次ラウンド敗退という結果を受け、全体の合計ポイント184.98点を失い9位に順位を落とした。オーストラリアも10位から13位に後退している。
イタリアは同国史上初の2次ラウンド進出を果たしたが、ドミニカ共和国やプエルトリコの躍進もあり全体のランキングでは9位から11位に順位を落としている。
以下が最新の世界ランキングトップ20位となる。
1位:キューバ
2位:アメリカ
3位:日本
4位:台湾
5位:オランダ
6位:カナダ
7位:ドミニカ共和国
8位:プエルトリコ
9位:韓国
10位:ベネズエラ
11位:イタリア
12位:メキシコ
13位:オーストラリア
14位:パナマ
15位:ニカラグア
16位:スペイン
17位:ドイツ
18位:ブラジル
19位:コロンビア
20位:中国
なお、20位以降の全てのランキングは以下のリンク参照。
IBAFランキング(英語)
【ポイントシステムについて】
【IBAF】IBAFが世界ランキング ポイントシステムを拡大へ
【IBAF】2012年終了時点でのIBAFランキング発表。日本は世界ランキング3位に。
【過去の世界ランキング】
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