明治神宮野球大会第4日は19日、神宮球場で準決勝が行われ、大学の部で亜大(東都)と明大(東京六大学)が20日の決勝に進んだ。高校の部は日本文理(北信越)と沖縄尚学(九州)が勝ち、ともに初の決勝進出を決めた。

【大学の部】

 亜大は2連覇を狙った桐蔭横浜大(関東1)にタイブレークの延長10回、5-1で勝利。亜大らしい僅差に負けない我慢強い野球をした。明大は1-1の六回に連続適時二塁打で3点を勝ち越し、大商大(関西1)を4-1で下した。

大学の部は3年連続10度目出場の亜大(東都)が2年ぶり11度目出場の明大(東京六大学)を2-1で破り、2006年の第37大会以来、7年ぶり4度目の優勝を果たした。

 亜大は、DeNAから3位指名を受けた捕手の嶺井が四回の先制ソロ本塁打を含む2打点と活躍しチームの優勝に貢献した。
 
 【高校の部】
 準決勝vs今治西戦では毎回の12安打を放ち10-3で7回コールド勝ちでチームも波に乗る5年ぶり3度目の神宮大会出場で初の決勝進出を決めた日本文理
 同じく準決勝でゲーム中盤に一挙7点を得点し岩国を11-1のコールドゲームで力の差を見せつけた。
 
 高校部の決勝はコールドゲームで勝ち上がったチーム同士の顔合わせとなった。
 
 試合は打撃戦となった。日本文理が大会新記録となる1試合5本のホームランで6回までに沖縄尚学の戦意を失わせるかの攻撃で8-0とする。
しかし、沖縄尚学は終盤に差しかかる7回にエース山城投手のスリーランホームランで3点を返しリードを徐徐の詰めます。続く8回にはヒット6本の集中打、一挙に6点を奪って9-8でまさかの逆転勝ち!見事に初優勝を果たしました。

 今回の優勝で、来春の選抜大会では、九州地区にさらに「神宮大会枠」が与えられ、同地区の出場枠が1つ増えます。